瑞垣の話

瑞垣俊二の話を書きなぐる。
彼はニキビ面が目立つ中学3年生。趣味は美人の泣き顔を拝むこととマヨネーズコロッケを食すこと、
人を揶揄うのは好きだけど、言葉遊びの一種であり彼なりのコミュニケーション方法。
本心をさらけ出すのを毛嫌いしているようだが、私は彼に言いたい。
人間一体誰が本音をそのまますべて吐露できるだろうか。多分思っていることの半分も口に出せていないと思う。
そんなわけで彼の本音を聞かせてくれと望むのはごくごく少数だと思うのでもう少し警戒心を解いても良いのではないかと提案したい。
隣に座っている人が何を考えているかなんて正直見当がつかないことが殆どである私は、寧ろ何でも御見通しな瑞垣の
状態が他人にも言えるとは到底思えない。
それに、隠し通そうとすればするほどぼろが出る。あまり頑なにならないでほしい。
彼の未来について、誰かにすがったり甘えたりせずに孤独なスローライフを宣言通り満喫してくれると夢見ている。
横手二中学の雪辱を晴らしてもらいたいのはもちろんだけれど、自分の力で這い上がってくれと願う。
堕落したっていい、やるせない思いに身をやつしてもいい、とりあえず一人の時間を持ってほしい。
読書を今まで学校生活の合間を縫って行ってきた瑞垣ならもっとできる!
引きこもりを推奨する!!!
連れ出してもらわなくて良いです、彼の幼馴染と腐れ縁の活躍は妹を通して知ってください、
門脇の家に月2~3訪問したりされたりするが理想。だんだん自分と相手の距離が開いていくのを体感してください。
海音寺とは電話で週1くらいでよろしくお願いします毎週水曜日の11時30分から(夜中)
一週間の中だるみ防止だよ電波だけでつながっていて
海音寺と瑞垣の真骨頂は電話にあると勝手に思っていて(会うと絶対喧嘩別れになるのが高卒まで続いて欲しい)
世間話と個人的な過去回想交えつつだんだん互いを知っていく過程が私は好きなんだ!!!
時折各々が会話を振り返って景色にその存在を交えて見るところまで来たらゴーサイン。
夏休みに一回、冬休みに一回、年二回くらいの再会でよろし。
高3の受験期にはほとんど連絡とらなくなって、進路は香夏ちゃんを通して把握してください。
門脇が都内に行くっていうんで親的にも安心だからどうせなら関西じゃなくて関東にしようかって
都内に進学決めてほしい。
海音寺は関西で。
瑞垣と海音寺に離れてほしくてたまらないの私の趣味。
大学近いと心の距離が離れてしまいそうだから、あと彼らに一人暮らししてもらいたいから。
夜行で泊まりに行ってそのまま甲子園見に行ったり神宮行ったり、年二回くらいの頻度で会いに行って。
この時期になったらようやく普通に一緒の空間でぼけってできるようになるといい、門脇とはまだ別の弛緩と緊張漂う空気に呑まれてじっと見入ってしまってそれに気づいた海音寺が見返して、暫く見つめ合った後おれたち何やってんだろうって冷静になったと思ったら瑞垣が炬燵に頬をぺったりと貼り付けて、ネコみたいだなって思った海音寺が思わず頭に手を載せて、気持ちいいなってそのまま撫でさせてたらいつの間にか手が離れていて、
ぱっと顔をあげた瞬間不満げな表情をしていたのが相手にばれて、
なに、どうしたんじゃ
別に。なんでもねえよ
なんでもないことないじゃろ、言えよ。
うるさいばか。
なんでそう強情なんじゃ
ああもうわかったよほらみとめりゃいいんだろ認めれば。
って言って二人で鍋をつついた後雑魚寝しながらぽつぽつ思い出話を語りつつ海音寺が瑞垣の頭に手を伸ばして瑞垣は海音寺のそばに身体を寄せて
ああちくしょう心地いいなって悔しがりながら呟いて欲しい。

 

自分で書いた瑞垣俊二の話に不覚にも萌えてしまったためこのまま勢いに乗って書いてみよう!!
海音寺は言語学選択して心理学実験しながら統語論やってほしいんです私はできてないけど。
あれ理系出身の男子に人気だから向いてるのでは???
ちゃんと数学要素も含まれているから合うのでは???
瑞垣は経済もいいな~~~銀行員瑞垣俊二の二次創作凄く好き。
小学校教師もカッコよいけど、昨日授業の外部講師の方が、「小学校はみんなが仲良く!賢くなる場所です!」って声高に主張してるのをきいてげんなりしてしまった…分かるけど…教師目指してる友人は、良い先生だって評価してたけど、私はどうも慣れないな…
いやあ接客業するなら営業スマイル必須なの分かるけど、声を張り上げてテンションマックスで子どもの相手をするのとオトナに対応するのとでは、私としては対オトナの方が心安らぐわ…
學校方針にもよるけれど…いまいち結びつかない…
勝手な想像だけど、瑞垣ってあさの先生に一番近いように思える。
小説の登場人物なり物語構成なりは、必ずしも自己投影でなくとも、自己願望の反映だとか経験による思想を訴えるだとか、
作者の個人的価値観はすくなくとも表現されていると捉えている。

追記
2016/2/9
 
作家さんの話を聞いていると、どうも事はそう単純にいかないみたい…単なる興味で作り出すキャラクターもあるって知って、まだまだ創作に関して知識が浅いと反省。

その中でも瑞垣の言葉の端々からはあさの先生の回想に引っかかる様な印象を受けていて、
だから瑞垣って作家になるのか??という疑いがある。
ナンバーシックスでいうネズミも瑞垣と近い人種だと解釈している、彼も旅の途中で物語をしたためていそう
人間への興味が執筆を掻き立てるのではないかと考えていて、その意味では瑞垣は他人に対する関心の向け方は他の追随を許さないくらいに心を砕いているから向いているのでは??(それと同等自分にも注意を向けているけどもっと自分の可能性を肯定しても良いはず)
何が言いたいかというと瑞垣、海音寺の将来はどうなるのかなって妄想の帰着をどこに持っていけばよいのか迷っています。
私の趣味により二人が近い距離で生活するのには10年以上の年月をかけてほしい。
つまり35歳以降に転機があって漸く動き出す感じ。
23歳でそれぞれの就職進路決めて最初の2~3年はがむしゃらなんだけどだんだんゆとりが生まれてきてそういやあいつどうしてるかなってノリでぽつぽつ連絡とりあって(瑞垣は相変わらず門脇の近況は欠かさずチェックする環境にいるのだけど穏やかに幼馴染を応援する心境でいてくれというかその状態に持ってこれるまで海音寺と会うの禁止。門脇に対する瑞垣の拘泥は自分自身でしか解決できない問題だから安易に人に頼るのはやめよう)
じゃあ旅行ついでにって男二人旅は寂しいから香夏ちゃんと海音寺姉一人動員するのだけどなんか家族に会わせるの挨拶っぽいという微妙な空気に変わり(私の中では瑞垣も海音寺も互いの家に入っていません、レッチェかバーガーショップか喫茶。親は息子の友人関係にあまり関知しない、高校生だし)
なんやかんやありつつもスキーとかエンジョイしちゃって、ゲレンデできゃっきゃうふふやってる海音寺と香夏をまぶしそうに眺めている瑞垣に海音寺姉がこそっと囁いて「一希の話によく出てくる瑞垣君にずっと会いたかったの。想像してたよりずっと気さくで良かった」「ああ、いえこちらこそいつも妹がお世話になっています…(海音寺のやつ、お姉さまたちに何を吹き込んでやがる)」夜男部屋と女部屋の二手に分かれて就寝しようとするも瑞垣が海音寺を詰問しかける。けれど海音寺はあっさりと瑞垣の質問に答える。
「性格はちょっとひねくれてるけど、頭良くて、面白いやつ」
って答えて、あんまりひねりがないから
「それだけ?」
と思わず声に出しちゃって、あっミスったとおもっても後の祭りで、腕組みながらうんうん唸りだした海音寺に若干焦る瑞垣をよそにあ、なんて、やっとこそさ結論がでたと次の瞬間海音寺が突きつけた言葉は
「おれの好きな人って答えたんじゃ」
という爆弾を放って瑞垣撃沈

(2016.1.28)

 

以下わたしの妄想
 

スキー旅行で海音寺の素直なお言葉いただいてしまった瑞垣は過剰に反応してしまって(この人言葉大好きだと思うんだよね、シンプルな告白に弱そう)
頭を抱えて暫く冷静でいられなくなる。
翌日すっきりした表情で挨拶する海音寺と目に隈がある瑞垣がどんよりした空気を纏っているのが
あまりにも対照的で目を丸くする香夏と海音寺姉(海音寺姉の名前教えてほしい)
動揺させたことに少し申し訳なさを感じつつ(少しは堪えるかなとは思っていたけれど予想以上の効果に海音寺自身驚いている)瑞垣は深く考えすぎなんじゃってからから笑ってくれるといい。
対する瑞垣は脳内に今まで付き合った恋人たちとの思い出が駆け巡っていてそれが全部昨晩の海音寺の爆弾発言によりどんどん塗りつぶされていく。
悔しいことに、彼はとっくの昔から瑞垣の心の奥底に住み着いていたし、彼が散々連絡をかけてくるたびに、若干のいらいらと、小さな喜びの感情が湧き上がるのを必死で見て見ぬふりをしていた。
顔も性格も好みじゃないのに、どうしてこんなにも感情が揺さぶれるのだろう。
普段はこれっぽっちも彼のことを考えていなかったから、いざ自分の中にある想いに名前を付けようとすると抵抗を感じる。
嫌いじゃないと思う。けれど、そんな曖昧な言葉では何も伝わらないし、伝えようとしていない。
自分の言葉不足を相手の理解力の無さに転嫁しては元も子もないだろう。
彼と自分はどうなりたいのか、もう動き出してしまう気持ちを止めることなんて到底できない。
せめてもっと時間を掛けて、ゆっくりと向き合っていきたい。


終わってしまった…


いつも思うんだけど、私が瑞垣を書くのって限界がある。当然原作者じゃないのだからそれは当たり前なのだけど、自分の都合の良いようにキャラクターを動かしている。
それに、なかなか男性という生き物は難しい。
私が女だからかもしれないけれど、どうしたって精神的な繋がりに重きを置いてしまう。
人を好きだと思うのにこんなにも葛藤するのかなと単純に疑問視する。
瑞垣の女性性を考えてしまうのはここに由来がありそう。
女性的な思考に思えるの。

関係ないけれど、以前notオタクの女友達、男友達からバッテリー読んだって聞いて
「いいよね~~!私瑞垣俊二が大好きなの!」
といったところ。
「瑞垣って誰?」
という返事を頂いてしまった…女の子に至っては海音寺も覚えていなかった…
みんな原田巧が好きなんだね…というよりも、だいたい1巻から3巻までが広く読まれているっぽい。
その影響で、4巻からの横手編の印象が薄れてしまうのかな。
でも、その男の子は門脇のことは覚えていた…あの、野球うまい人ですよねって…
うん…野球うまくて性格も良くて謙虚な心を持ち合わせている純粋な少年だよっていっぱい情報付け加えておいた。

 
追記
2016/2/2
 
瑞垣の痛い、黒歴史だろって点は本音をつぶやいてみようかという独白にあると思う。
このさも、自分は意識的に他人から見られる自分と本当の自分を使い分け見せかけの演技をしているですよって思い込んでいるところが中学生くさい。
この自意識はどう考えても後々反省というか、ふりかえってみれば唐木にも門脇の打球の軌跡を凝視していたのばれているし(しかも笑ってる)、監督である阿藤にも見抜かれている点が多々あるし(それにしたって瑞垣のコーティング能力、情報収集解析能力は天才的であると思う、ある部分が突出して優れている人間は実際存在しているからありえないとまではいかないけれど、門脇のそばにいることによってその能力を育まざるをえなかったのか、それとも元からの才能なのかは判断のしようがない。出来れば後者であって欲しいし、佳代さんが彼らを見守っている中で、息子秀吾と共に成長する俊二にも暖かな愛情を注いでいたのは俊二こそ、その溢れる才覚に溺れないようにって配慮だったらとわたしは考えたくなってしまう)
門脇の影に隠れるサポーター瑞垣というより、門脇と瑞垣の双璧という認識だから横手があんなにまとまりがあったんじゃないかって思う。
野球の勝敗についてはスポーツに疎いわたしが出る幕は全くないけれど、海音寺が問題児たちの管理に失敗したことこそ新田の勝因なのかもしれないなって感じている。
試合の計画について、海音寺は展西の不満を見て見ぬ振りをしていた結果が野球を取り上げられることなのかって自責の念にかられていた。チームメイトの不和に心を砕いていた、受験もある、自分の自由はどこにある?って彷徨っていた海音寺が、瑞垣に出会うことによって新たな野球の実現を想像することができるようになったのってすごい楽しくて嬉しいし、だからこそ海音寺にとって瑞垣は感謝する対象なんだなって改めて実感。
だからと言って瑞垣に優しくするわけでもなく、ちょいちょい痛いところついてはさっと距離を置くのってタイミングが絶妙すぎて流石キャプテンと脱帽。
瑞垣だって貫禄あるだろうに、相棒門脇からは想像もつかないようなツッコミの連続に疲れながらも、自分こそ型にとらわれええかっこしいしていたんじゃないかって回り回って気付き始めるのが良い。
面白いって思うことが見つけられるのって嬉しいよなぁ。生きがいがある。
自分の心の奥底の「やりたいこと」に蓋をして自分を偽ってばかりじゃ、いつまでたっても前向きになれない。
ほんと、生きやすくなって欲しい。

追記
2016/2/6

フォロワーさんに頂いた言葉をちょっとお借りして。
瑞垣って甘いんだね、他人とのかかわりを完全に断ち切ることができない。
人間が好きなんだと思う。
中途半端な優しさばかりを振りまいて、周りから好意を寄せられると逃げてしまう臆病な人。
孤独でいたいのに、孤独でいられない。
矛盾した想いに頭を悩ませ続ける難儀な性質。
門脇は一人で物を決められる。
海音寺も勿論、瑞垣がいなくたって平気で生きていける。
瑞垣はきっと、門脇も海音寺も心の中に住まわせてしまっている。
だから、自家撞着に陥って苦しむんだと思う。
けれど、人間は割り切ることができないから。
好きなものはきっと、ずっと好きだから。
苦しくても、忘れたくても、破壊したくても、
身体の中でめぐり続ける執着という感情を保持し続ける瑞垣を応援したい。

扱うことのできる言葉が多ければ多いほどその一つ一つの感触を確かめなければならないの面倒だし、その言葉と自分の親しみ具合も声に出したり書いたりするうえで自分の違和感として襲ってくるから瑞垣は自身が他者に向ける感情を説明する言葉を模索し続けて

 

 

 

 

エキサイトブログから完全移行に伴う記録

ブログ始めました。使い方がよく分かっていないので、間違いをしでかしてしまう前に適宜対応していきたいのですが、たぶんミスしてから気づくので、その都度直していこうと思います。
さて、ブログを始めた理由ですが、自分の言いたいことをばーーーー!と書きなぐるためです!ツイッターだとTLで長文呟きを流してしまうの、(既にやってしまっているのですが)、一応気が引けるため、ここでだらだら話していこうと思います。
友人たちには長文ラインを送り付け、犠牲者を出しまくっていたので、この場を借りて謝罪します(笑)
ツイ禁宣言をしたにも関わらず、こうしてアカウントを復活させるほどの衝撃をもたらしたきっかけとは、あさのあつこ完全読本です(いまさらですが、買いました)
まず、「おお!」と思ったのは、三浦さんとあさのさんの対談で、同性同士の関係が好き、友情や恋愛という枠に当てはまらない関係性を書きたいと話しているのを読んで、なるほどなあと思いました。
フォローしている方で、そういった名状しがたい関係に惹かれるという話を聞いていたので、そうかあ、作者の人が描きたいのはそういうことだったのかあと納得しました。
そして、私とは考えが違うなあという結論に達しました(笑)
私も、同性同士のお話しはとっても好きなんですが、同性同士でも、恋愛と友情の区別ははっきりしていて、その関係性に明確な名前を付けたいです。
だから、言葉にしないと互いに確かめ合うことのできない友達、恋人同士であるという確認はとても大事で、好きだなあと思います。
あさのさんの作品の中で好きだと思うのもいくつかあるのですが、(テレパシー少女蘭とか)欲求不満になってしまうのは、根本的な発想が異なるからなのかな、と思いました。
曖昧だけれども、確かに強い繋がりがある、バッテリーのキャラクターたちですが、最終的に私が落とし込みたい関係は恋愛か友情か家族か、名前のあるつながりなのかもしれないです。
まだまだ語りたいことはあるのですが、最初の投稿なのでここまでにしておきます。
最後に、瑞垣がその後どうなったか気になります。グレていないかな…(笑)。の回答が、私の心を打ちぬいて、今、むせび泣いています。あと、言葉にならない愛情という瑞垣俊二の心情への言及も、色々心臓に悪いです。あさの先生、有難うございます。

(2016.1.22)

 

前回、私は言葉にできない関係ではなく、はっきりと明確な言葉で表現できる関係性に惹かれると言いました。
そのことについて、暫く考えていたのですが、最近ようやくつかみかけてきたので、また独り言を書きたいと思います。
私にとって、自分が相手と結んでいる関係はこの言葉で表すことができる、という確信は大きな安心感を与えてくれます。
それは、私がいま生活している中で築かれている大学、バイト先、サークルなどの関係だけでなく、TwitterFacebookといったソーシャルネットワークにおいてもいうことができます。
しかし、その関係の名前はほとんどが私の認識のみで完結しているものばかりであり、相手に対して、私とあなたの関係はこうだよね?と確認し合ったことのある人はごくごく少数です。
さらに、その関係(例えば友人であるとか恋人であるとか)についての彼らなりの定義付け、認識の仕方、優先順位などは不透明です。
私自身、友人とカテゴリーしている人々それぞれへ寄せる信頼感だとか責任感、ここまでさらけ出せるか、約束できるか、許すことができるか、などというボーダーラインは日々過ごす中で刻々と変化しています。
一つの記号としての言葉を用いても、あまりにも不安定で曖昧です。
だからこそ、言葉を交わし、認識の違いを了解したうえでお互いが認める関係性というものにとても惹かれるのです。
一度喧嘩してしまえば壊れてしまうような、不安定で細いつながりを必死に手繰り寄せて生きている私のような人間には、言葉という証明ほど有難いものはありません。

ある言葉の位置づけは、その言葉を用いる人の数だけそれが内包する意味の範囲が無限に広がっていると思います。その複数の意味の存在を知り、認めたうえで、自分の価値観と照らし合わせた中で最も自分に合うと感じた中身を選択して、毎日会話や書き物等において言葉を用いています。
情報という可視化された変化することのない言葉の数々を目にして、自分の語彙として吸収した後、その言葉を説明する言葉を模索し、未知の説明内容に遭遇することに面白さを見出すことはあれど、知らないから、分からないから、関心がないから、などという理由で、命名することを放棄することはしたくありません。

私が瑞垣を筆頭にバッテリー3年生組(瑞垣、門脇、海音寺)に非常に固執するのに比べ、バッテリー1年生組(原田、永倉)にあまり言及しないのはここに理由があるのかもしれないと思いました。

私は、原田が永倉に対して友情を求めていないと明言したことにぎょっとしました。ではどんな関係を求めているのか。それは本当にキャッチャーとしての役割だけにとどめられているのか。
また、永倉は原田と自分たちの関係をはっきりさせることに興味があるのか。原田の内面を薄々察していながら、彼の自分に対する認識について話し合うことを望んでいるのか。
私の中で、この答えはどちらともノーです。
原田は、6巻にて”曖昧にできるなら、適当でいいなら、伝えなくて済むなら、口をつぐんでいればいい。ありきたりの言葉で足りる。しかし、そうはいかないのだ。言いたいことがある。聞いて欲しいと思う。だとしたら、どうすればいい。ちゃんと伝わる言葉を探すしかないじゃないか。”
しかし、反する永倉は、ラストイニングにて”楽しい?確かに違うな。楽しい、嬉しい、おもしろい。そんな心弾む感情と疎遠になって、久しい。(中略)これ以上の、これ以外の関わり方はなかったんだ。”
永倉のこの独白を読んで、彼は野球と原田を切り離すことなどできないと危惧しました。そして、もし原田と永倉が人間関係をはっきりさせようとするならば、それぞれがそれぞれに対しての欲求を満たすためにバッテリーを組んでいるという状態を解消しない限り、不可能に近いのではないかと思いました。
ラストイニングにて、瑞垣は原田と永倉の関係について、”友情とか愛情とか仲間意識とか畏怖とか尊敬とか、美しいだけに胡散臭い諸々の言葉ではどうにも片付かない関係…なのだろう、たぶん”と述べています。
彼らの今の関係に、言葉が介在することは無いように見えます。
二人は野球を通してしか関わることがないという現実を突きつけられた私は、結果、彼らについてあさの先生が描いた物語以上の何かを求めることはありませんでした。


門脇は、ラストイニングにて”瑞垣に伝えなければならないことは、千も万もある。全てを伝えられるとは思わないけれど、少しでも言葉にしてみよう。”と考えています。
かつて瑞垣への素直な称賛の言葉で無自覚に傷つけ、苦しめていた門脇ですが、瑞垣の本音を垣間見て、彼の心の悲鳴を聞くことができたのなら、またすれ違うことがあっても、何度でもやり直すことができるように、諦めることなく真摯に向き合ってほしいです。瑞垣の背中を見続けていた彼ならば、きっと、完全な理解には遠く及ばなくとも、一緒に居ることが苦痛にならない道を見つけることができると思います。
そもそも完全な理解など存在しないですね、捉えたと思っても、するりと抜け落ちてしまうばかり。勉強すればするほど、その奥深さに畏れ慄き、自分の無知さ加減に愕然とするのと似ている気がします。
それでも、思考を止めることなく、常に最善とは何かと考え続けていれば、心地よい距離感を見つけることができるのではないでしょうか。
瑞垣に関しては、ラストイニングで描かれている彼の心情が未来に対する微かな希望を見出しているようにみえ、彼のこの先の物語に、私は期待で胸がいっぱいです。
彼なりに自分の面白いと思ったものを追求して、かつてはくだらないと吐き捨てていた自分の人生に価値を見出してほしいです。
瑞垣も、永倉も、門脇がいなければ、野球がなければ、と、「もし」を考えては現状に頭を抱えていました。
結果として、瑞垣は門脇の隣にいることを辞める決断を下し、永倉は原田の傍にあることを選びました。
二人が置かれた状況は限りなく似通っていますが、ここに、決定的な違いがあると思います。
瑞垣は門脇と新たな関係を結ぶことができると信じています。
もう彼には自分の一部としての野球と、幼馴染である門脇とを混同することがないと思うからです。
永倉は、原田の一部としての野球に全力を挙げると決意しているように思います。だからこそ、原田と永倉の関係は異常にみえるのかもしれません。
私が二次創作に求めるのは、そうした異常性のあるリアリティではなく、私がいつも枯渇している、互いに存在価値を確信しあうことのできる関係性です。
原田と永倉を中心としたバッテリーのお話は勿論大好きです。何度も読み返しています、けれど、それが私がいまツイッターで騒いでいるような妄想をまき散らす方向にいかないのは、原田と永倉の二人の関係の発展に私自身が限界を感じているからです。

海音寺はというと、6巻にて”「おもしろいで。おまえ、ほんまいろんなこと知っとるし、おれの考えてたのと、まったくちがうとこから意見とかしてくれるし、あーそうなんじゃって、なんつーか目からウロコ…あーそういうんとちがうな。まっ新鮮つーか、うまく言えんけど、おもしろい」””「わかったよ。でも、久しぶりに話してなんかすかっとした。うん、また、電話するな。携帯、電源入れとけよ」”
私にとって、話していて面白いという言葉以上の賛辞はありません。それは、私が言われて嬉しい言葉でもあり、私が話していて相手に贈る言葉の中でも最も好意を示すことでもあります。
瑞垣は、”解せないことは不安だった””理解していない。深く知ろうとしていない。信じ切っていない。”と、自分自身に振り回され、混乱しますが、そんな彼が強く拒絶することのない海音寺の存在こそ、私にとって掴みどころのない瑞垣と確固とした関係を築くことのできる希望として映るのだと思います。

真面目な口調でだらだらとこぼしましたが、私の好きな組み合わせについて語っただけでした(笑)
論理的ではないのは重々承知しています…
また振り返ってみて、自分の考えの変わりように驚いてみたいと思います。
(2016.1.25)

 


はじめて書いた辻犬です。内容は成人向けとなっています。
ホラーを意識して書いています。
いつも楽しいお話をしてくださる花梨さんへ。






傘がない

きっかけはなんて事はない、金曜日の放課後で、翌日の任務に関する通達を二人で確認し合っていた時だった。

外はしとしとと雨が降っている。朝方母親に傘を持たされた辻は、下駄箱の傘立てにさした真っ黒のそれを思い返しつつ、ぼんやりしながら窓の外の景色を眺めていた。
空気は湿り気を帯び、梅雨の気配が濃厚に漂う。藍色の空が、酉の刻にさしかかろうとしているのを示していた。

簡素なメールを読み上げる犬飼に、相槌を返していると、突然、

辻ちゃんこの後用事ある?と問われた。

咄嗟に返事が出来ずに、犬飼の顔をしげしげと見入った。

あ、やっぱ無理?という言葉を受けてようやく、いいえ、ありません。と答えた辻に対し、犬飼は、そう、じゃあおれの家来ない。と誘った。



犬飼の生誕日の翌日に鳩原が失踪し、酷く動揺したボーダー上層部に対し、残された二宮隊は淡々と下される指示に従っていた。

辻は勿論混乱していたが、背中を追うべき先輩と同僚が何でもないかのように振舞う姿を目にして、感覚が麻痺した。

確かに仲間は1人減った。B級に降格もした。だがそれは、二宮隊が弱くなった証明ではない。

隊長二宮を筆頭に、以前と変わらず任務に赴き、着実にこなすメンバーを見て、辻は自身を奮い立たせた。

そんな折に、犬飼から持ちかけられた提案は、辻にとって当然都合の悪いものではなく、何の疑いもなく受け入れた。

この時点では、辻が犬飼に向ける感情は尊敬する先輩、以外の何物でもなかった。

恋愛に対して奥手であると自認する辻は、自分が劣情をそそられることがあるとはつゆほど予想していなかった。

同級生に性的な話題を振られると困惑し、気がおけない仲間からは、辻だから仕方ない、と嘲笑を甘んじて受けていた。

見た目の通り、頗る育ちの良い御坊ちゃまなのだ。

いつまでも子どものように、うぶで、愛情に飢えている辻が好むのは、たっぷりのカスタードが入ったシュークリーム、こってりと甘いバターが溶けこんだどら焼きである。

想像しただけで胃がもたれる。とは、顔を合わしてからまだ日が浅い頃、それを耳にした犬飼が苦笑しながら溢した言葉だ。

犬飼が好むのは、果汁が滴り落ちるような瑞々しいぶどう、それと、ケチャップソースがふんだんにかかったホットドッグだ。

先輩も俺と対して変わらないじゃないですか、と文句を言うと、辻くんとは全然違うよ、と犬飼はにやにやしながら突き返した。

月日が経ち、辻くん、が、辻ちゃん、という愛称に変わるまで、辻が犬飼に許す領域は格段に広がっていた。










傘を忘れたという犬飼のために、辻の傘を共有しながら犬飼のアパートまで並んで歩いた。

見慣れているはずの街が、隣を歩く人のお蔭で、妙によそよそしく見えた。道を何度か曲がった先、漸く見えた薄水色の外観をしたアパートを指差し、あれがおれの部屋だよ、と、秘密を打ち明けるかのような犬飼の囁きで、体がふるりと震えた。

学生鞄から鍵を取り出し、さっさと部屋に入った犬飼は、てきぱきと部屋着に着替えながら、辻ちゃんはシュークリームが好きなンだよね、と冷蔵庫からそれを取り出し、コタツのテーブル上に載せた。鍋ができるまでそれでも食べていて、と告げた。

のち、フンフンと上機嫌で鼻歌を歌いながら次々と台所にレトルト食品を並べていく犬飼に、手伝います、と辻は声をかけたが、いいからお客さんは黙ってなさい、とわざとらしい高圧的な口調で命令されたので、大人しくコタツに入り、渡されたシュークリームの袋を開けた。

咀嚼しながら、犬飼は自分が家に来ると了承する前からシュークリームを用意していたのだと漸く気づいて、

先輩、どうしてシュークリームがあるんですか、と犬飼に問うと、

きっと辻ちゃんは来るだろうなって思っていたから、と曖昧な返事が来た。

何も疑問に思うことなく、そういうものか、と辻は納得した。




犬飼は奔放だった。心を閉じ、引き籠っていた辻の壁という壁を難なく打ち壊した。

厳しい家庭教育によるものなのか、辻は異性との接触に不慣れなままで、たちの悪い女は揶揄し、それ以外は気の毒そうに同情した後、そっと距離を置く。
人との関わりをますます敬遠した辻は、ふと辺りを見渡すと、誰もいなくなっていた。

辻は白黒の世界の住人だった。

だが犬飼は、辻の強迫観念を取り除き、憂いを解こうと手を差し伸べた。女を異様に畏怖する辻を、そのまま肯定し、あまつさえその敵意を膨張させるかのごとく、存在の正当性を否定した。

半信半疑だった辻はあっという間にのめり込んだ。今まで、その深い断絶により、世間と迎合することをすっかり放棄していたはずが、まるでずっと昔から居たと錯覚させるほど、混沌たる灰色の世界に溶け込んだ。辻の真っ暗な視界に犬飼という一筋の光が差し、辻は水を得た魚のように生き生きと輝き始めた。

その中性的な顔立ちが男であるという意識を紛らせ、耳朶に息とともに吹き込まれる甘言は、辻をうっとりと酔わせる。鮮やかな人心掌握術には誰もが舌を捲く。

情欲はとどまることを知らない。犬飼の躰は鈴蘭の香りが匂い立つようで、微笑みは一切の思考を奪い、辻はただただその姿に熱心に見惚れる。

寝所をともにしたのはその日の晩だった。普段家で夕食を食べていた辻は、晩をボーダーの先輩と過ごすと家族に連絡をいれた。友人付き合いが豊かであるとはお世辞にも言えない辻の親は、はじめ不審に思ったが、ボーダーと聞いて安心した。

寧ろ、己を磨こうとする向上心がある、と喜んだ。場所は告げなかった。本部であるかどうかなど些細な問題だった。

犬飼はボーダー提携の大学に進学することが決まっていたため、高三になってから実家を出て大学近辺のアパートに一人暮らしをしていた、ただそれだけのことだ。










簡素な食事で胃が満ち足りたあと、犬飼が辻に開く躰はこの上なく魅力的だった。

辻は何も激しい性衝動を持て余していた訳ではない。

寧ろ禁欲的な生活に慣れ親しんでいたために、激しく相手を渇望する気持ちをもてあまし、ひどく混乱状態に陥っていた。

辻がシャワーを浴びた後、入れ違いに浴室に入った犬飼の気配に落ち着かないまま、目線をきょろきょろと彷徨わせていると、あっという間に入浴を終えた犬飼に腕を掴まれ、そのまま覚束ない足取りで寝室に導かれた。

意識がはっきりしないまま、ふらふらと借り物のスエットを脱いだ辻の熱い視線を感じながら、犬飼も惜しげもなくその白い裸体を眼前に晒した。しっとりと吸い付くような水気を含む肌と、ソープの華やかな香りを身に纏った艶かしい湯上りの姿は目の毒だが、決して視線をそらすことなく、辻はおそるおそる犬飼との距離を縮めた。

あっさりと差し出されたそれを目にして、吐く息が不規則になり、そろそろと指先を肩に這わしたまま、犬飼の真意を探ろうと辻は相手の目を覗き込んだ。

しかし、その後、辻が行動を起こすことはなく、先輩。と僅かに開いた唇から漏れる声は震えていた。顔面蒼白で、彼が雄であることを示すそれも、とっくに萎えていた。





自分がどうしたいのか、何を求めているのか分からずに焦燥する辻の手を、犬飼はそっとその陶磁器のような腹に導き、優しく撫でるようにと教えた。

体温を感じさせない、固く滑らかな腹は、辻の極度の緊張によって、いつの間にか身体から滲み出た脂汗を受け入れ、なおかつべとつきのない手触りを残していた。

犬飼は辻の心の声を察知する能力に優れていた。

硬直していた辻の体は抱きしめられた瞬間、柔らかく弛緩し、夜は、なにも患うことなく深い眠りに誘われた。











犬飼宅への訪問が片手で数えるには足りなくなるころ、辻は自分より先に寝入った犬飼の顔を見て、腰部に大きな熱を感じた。

これまでおざなりに済ませ、ろくに慰めることを知らなかった辻が、初めてはっきりと自覚した。

静かに瞼が閉じられた彼の顔を、瞬きもせずに凝視しながら、下着を脱いで取り出したペニスは、やや興奮した様子でゆるく立ち上がっていた。浅ましい自分の欲に羞恥心を掻き立てられつつ、そっと指先を先端に添える。




ゆっくりとなぞっていくうちに抑えていた息がわずかに乱れ、彼に気づかれるのではないかという懸念に駆られた。

もう一度顔を上げると、興味深げにこちらを見ていた犬飼と目が合った。

ガンガンと耳鳴りがする。頭にガラスが突き刺さったかのように鋭い痛みを感じた。

からからに乾いた喉は声を発することを拒み、ごくりと生唾を飲み込んだ辻は、何を言われるのか恐ろしくて耳を塞いでいたかった。

だが犬飼は、罵ることなく、目尻を赤く染めて、おれが触ろうか、と申し出た。夢じゃないかと思った。










犬飼の白く細長い指が自分のそれに絡んでいる光景は頭にくっきりと刻まれ、思い浮かべるだけで勃起した。

脳裏に駆け巡るあられのない姿は、まさに辻だけの女だった。辻のそれをやわやわと揉みしだきつつ口角を上げる表情を目にした瞬間、辻は絶頂に達する。

犬飼は無邪気に喜んだ。緊張したままの、弓なりのペニスを、その輪郭を確かめるかのように愛撫したのち、辻の腰に両手を回して強張った身体を引き寄せた。

自分ばかりが気持ちよくなって気が引けている、と伝えると、らしくもない遠慮はするンじゃない、と優しく犬飼は叱責した。

辻ちゃんが気持ちいいと、おれも嬉しいンだよ、と嘘か本当かわからないことを言って惑わす。それでも、縋り付くことを赦す犬飼に、辻の心は完全に掌握されていた。









あくる日の要求は犬飼にワンピースを着せることだった。

女装をして辻ちゃんとシたら、さぞかし楽しいだろうなァ、と零した犬飼の呟きを、目敏い辻が聞き逃すことはない。

自分の意思を汲み取ってくれているとすっかり信じきっている辻は、今度は犬飼先輩のワンピース姿を見たいです、と至極真剣な顔つきで願い出た。

わざわざ実家から姉のおさがりを持ち出して、辻の目の前で着替える犬飼は、辻の注意の一切が自分に注がれているためか、肌が粟立つのを覚えた。射抜くような鋭い眼差しに、被食者のような気分を味わう。

だが犬飼は、自分が甘いだけの人間ではないことを知っている。こんなに焦がれている辻に、いっそ憐憫の情すらもよおした。

憐れみをかけられる存在はかわいらしい。いつでも圧し折ることができるような、その精神の脆弱さにどうしようもなく庇護心と加虐心をそそられる

女性に対する耐性をつけるため、などと体裁を整えることは、最早犬飼に盲従する辻には不必要だ。

犬飼は、辻の可哀想なトラウマを払拭するためではなく、辻と遊ぶために思いつきを実行しているだけである。

しかし、ありとあらゆる行動に意味を見出し、自分にとって都合の良い解釈をする辻は十分に満たされていた。

ワンピースは、さらさらと流れるような薄い布地で、裾はふんわりとレース状になっている。つるつると表面をなめらかに滑り落ち、心地よさだけを残す桃色のスカートに、夢中になって頬ずりする辻は傍目から見れば滑稽極まりない。だが、その歪さを指摘するものは何一つ無く、犬飼はさぞ愛おしげに辻の艶々と指通りの良い黒髪に手を差し入れ、ゆっくりとかき混ぜるように撫でさすった。

甘ったるい香りを胸いっぱい吸い込み、スカートの中を割って入りたい衝動を必死で抑え、辻は、その美しい鼻梁を太股に押し付けた。

見かねた犬飼は、裾をそっと持ち上げ、内部の入り口を指し示す。

辻を止める人は何処にもいない。堪えた甲斐も無く、欲望のままに犬飼へ挑む辻は双瞳を爛々と光らせ、性急に組み敷いた身体に跨った。辻は服を胸のところまでたくし上げ、腹部に顔をすり寄せては満足げに溜め息をついた。

カラスのように黒々と濡れた瞳がうつすのは、辻の下で四肢を投げ出す犬飼で、全身の筋肉が小刻みに揺れるのに興奮した。総てを味わい尽くそうと身体を押し倒し、犬飼の焦げ茶の睫毛をぺろりと舐めた。ワンピースはとっくに剥ぎ取られ、意味をなさない布切れとなり、床に投げ捨てられていた。
臍、脇腹、鎖骨、首筋、耳朶と順々に接吻し、乳首を口に含んで舐め回す際にはさらさらとした辻の髪が犬飼の身体をくすぐった。

さして変わらない体格のはずなのに、辻が犬飼を凌駕しているように見えるのは、人目を気にして鬱々としていたあの頃の面影は欠片もなく、代わりに、自信に満ち溢れ、犬飼を守護する使命に燃える、強靭な精神を支柱とする男が姿を現したからである。

初めて出会った頃には全く予期していなかった、辻の目を見張るような変化に、犬飼は危機感を覚えた。辻が脅威になり得るとは到底思わなかったが、それでも牽制は必要だと、犬飼は躾と題して辻を諭すと決めた。

だが既にとき遅く、辻は犬飼に反論する手立てを用意していた。忠実な僕としての立場を覆し、犬飼の為に、という文句を盾に、犬飼のあらゆる策略はやすやすと突破され、もはや残された道は辻へ屈服することだけだった。




辻ちゃん、今日はもう遅いから早く家に帰って寝な」

「先輩のことが心配で夜もおちおち眠れません。睡眠不足になって、日中はぼうっとしてしまいます。どうかあなたのそばにいさせてください。必ずあなたを守り抜きます。誓って、誰にも手出しさせません」







何度も繰り返される応酬に、犬飼は辟易した。単純で楽しい玩具だと気に入っていたはずが、もっともつまらない人間へと変貌を遂げた。

つまり、犬飼に唯々諾々と従う、素直で単純な操り人形と化した辻を期待していたはずが、逆に、口煩く己の意思を主張する青年へと成長してしまった。

乳臭く、いつまでも甘える赤子でいたなら、もっと可愛がってあげたのに、と肩を落としつつ、辻を殺そうと犬飼は思った。

面倒ごとは嫌いだった。自分の行動を制限するような依存は、邪魔だった。






結果、死んだのは犬飼だった。

犬飼の狂気は、辻に伝染した。

いつものように犬飼の部屋で戯れたあと、辻がシャワーを浴びているうちに、よく研がれた包丁を手に、ニコニコと辻を待ちわびていた犬飼は、辻の奇襲に遭い、呆気なく死んだ。殺気に過敏に反応するようになっていた辻は、犬飼を上回る利口さと狡猾さを身につけ、冷静に対処する術を知っていた。

辻が凶器として用いたのは、玄関に置きざりにしていた、黒い大きな傘だった。

段々と冷たくなっていく死体を前にして、現実が信じられない辻は、殺した犬飼は偽物であると断定し、大雨の中部屋を一目散に飛び出した。

雨に打たれながら、悲しみに暮れた辻は、舌を噛み切って自殺した。

とどめを刺す引き金となったのは、犬飼が息を引き取る直前に漏らした一言だった。

新之助

その瞬間、母の顔が脳裏をよぎり、辻の理性は弾け飛んだ。



それ以降、犬飼の住んでいたアパートは、もぬけの殻となり、誰も寄り付かない廃墟と化した。

何度も取り壊しの計画が立ったが、その度に作業員を襲う奇怪現象に恐れをなして、放置する次第となった。

真偽は不明だが、丑の刻を過ぎた頃、コロコロと笑い声が響く部屋があるという。

そして、その声を追って夜な夜な彷徨する男の影が、月光の下に浮かび上がると噂された。 

(2016.1.28)

 

 

 




バッテリーイベント ラストイニング行ってきました!

バッテリー ラストイニング


ラストゲームの感想より先に、今日のイベント報告をします!

フォロワーさんのご好意により、ラストイニングのイベントチケットをお譲り頂き、本日11日に昼の部へ参加しました。

とっても感動しました!細かい部分を思い出しながら、感想を綴りたいと思います。

まず始めにアニメ バッテリーの主題歌を務めていらっしゃるanderlustさんの演奏披露。

三日後に発売の3rdシングルの曲もいち早く歌ってくださいました。

音楽で気分を高めて、いざ朗読へ。

声優名ではなくて、登場人物名で書きます。


最初に登場したのは、原田だったと思います。

彼は横手の選手たちが準備をする様子を話してくれました。途中吉貞と軽快なやりとりを挟みながら、豪との会話が印象的でした。

吉貞はほっぺにちゅっ!できなくて残念そう。とってもチャーミングな新田東メンバーです。

門脇と瑞垣は、最初の立ち位置がとても離れていたと思います。

投手を萩に決めた瑞垣と榎本との話し合いを、門脇は奥でしゃがみこんで聞いていました。瑞垣は手前で立ち、視線は手元に強く注がれ、門脇は足元のスパイクに、うてるうてると唱えていた過去を思い返します。

幼いころの瑞垣くんと門脇くんの愛らしい会話が、現実の真剣な様子をいっそう際立たせました。

しかし、今日は、もう自分に言い聞かせることはしない、と言い切ります。

水はいらないという門脇とは反対に、ペットボトルの水を、喉を鳴らしながら飲む瑞垣。

彼が見据える新田東は、もう簡単に勝てる相手じゃない。

クリノスケもとい吉貞と瑞垣は笑いあり可愛さありの冗談を交わし合った後、野々村さんは挑発的に、瑞垣へ「羨ましいですか」と投げかけました。

瑞垣は流そうとしますが、試合の中、なんとか永倉を掻き乱そうとペラペラペラペラ、門脇の苦手かもしれないコースを話す。

おれってほんま、と言葉が切れた直後、二度目はないですよ、と言い放つ永倉。

この言葉はなんども瑞垣の頭の中でリフレインします。後に夢の中で、瑞垣の前で輝く原田と永倉のこの声が、瑞垣を雁字搦めにします。


門脇は試合でホームランを一回決めたものの、原田は全然崩れない。

ストライクを取られ続けるという状況に、勝てねえよ、と弱気な雰囲気に包まれる横手のメンバー。そこへ一喝して、極上の試合を楽しめ!と瑞垣は声を届けます。

瑞垣が余裕そうにみえた門脇と、お気に入りのチームがへたるのを見るのが嫌だった瑞垣は、改めて試合へと呼吸を整えます。

瑞垣の細かいフォローに感謝の意を示し、反省を口にする門脇のことを、瑞垣は難儀なやつだと息を吐きます。

城野に対し、お前が永倉のポジションだったらどんなリードをする?どんな組み立て方をする?と問いかける瑞垣に、城野は萩で良いと返事をします。

永倉の全くぶれない強気のリードに、どうしてそんなに原田を信じられるのか、と瑞垣は唸ります。彼は原田が最後に門脇に放った一球から目をそらしてしましました。しかし、視線を戻したその一瞬、風景は凍結していました。この景色を変えたのは、新田東のバッテリーです。永倉が原田に歩み寄り、ウイニングボールだとでも言うようにボールを手渡し、原田が空を見上げたのを合図に、時は動き始めました。

悔しさに涙を滲ませ嗚咽を漏らす門脇に、強い苛立ちを覚えた直後、慰めるかのような言葉をかけようとする自分に愕然とする瑞垣。

お前は約束を守ってくれた、だから良いじゃないかと言いそうになった瑞垣へ、まだ欲しいんだと呻く門脇。

小さいころから、瑞垣が欲しいと言ったものには惜しむことなく与え、拘りがないかのように思われていた門脇の知らない面に、瑞垣は自分が門脇を知らなかったことに気づきます。

瑞垣は、永倉のように門脇を信じ切れなかった。原田と門脇の違いは、永倉の存在だと感じていました。


場面は一転して、永倉は原田がオトムライの指示を聞かないことが腑に落ちませんでした。試合に出れなくても良いのかと問うと、試合に勝とうと思ったら俺を出さざるを得ないだろうという旨を返す原田。

じゃあオトムライが試合で勝てなくても良いと思った時は?

答えは、試合に出ないという返事。

永倉は非常に腹が立ち、展西の姿を思い出しました。永倉は、展西は悲しみや怒りを吐き出すというよりも、伝えるべきことを言おうとしていると感じたのです。

野球は練習が大変だったこともあるけれど、自分でも上手くなると感じて楽しい時もあった。けれど、原田のことは我慢しても我慢しても仕切れなかった。先生。野球とは、チームで喜びを共有する、チームのために頑張る、そういう指導をあなたから受けました。しかし、原田はどうなんですか?あいつは、チームのために野球をやっているのですか?

答えは否。チームのためなんて考えたことはない。しかし、一人で野球ができないことは分かっている。

永倉は、展西さんの気持ちが分かる、と言いました。そして、原田のように、自分のためだけに野球をやるという姿勢は自分には真似できないと思いました。

自分は野球とどんな関わりをすれば良いのか。悩む永倉は、それでも、原田は原田自身の野球を続けろ、俺は、お前が投げ続ける限り、俺は捕り続けると宣言します。

きっと永倉の強さは彼の覚悟の証なのだと思います。


試合が終わり、瑞垣へ挨拶する海音寺は、声が震えているかのような、真剣な表情でした。しかし、瑞垣は茶化す。海音寺の諌めを遮り、瑞垣は原田に声をかけました。

ものすごく疲れたと感想を言った原田に、瑞垣は満足したのか、海音寺の呼び止めに応ずることなく、じゃあ〜ね〜と軽い口調で、振り返ることなく去って行きました。

海音寺の脳裏では、展西が野球部を辞めた姿と、瑞垣の後ろ姿がだぶります。

お前は野球を辞めないよな、と問う海音寺に答える人は誰もいませんでした。


瑞垣と海音寺の再会は、おそらく新田だったと思います。衝撃的すぎて記憶が曖昧ですが、全体的に赤い内装でしたので、待ち合わせ場所はレッチェかな?と思いました。しかし、瑞垣は海音寺との会話の後にバスに乗って門脇家に向かったので、地元ではないように思います。

瑞垣と海音寺の会話は、門脇について。

海音寺は瑞垣が野球を辞めたことや、高校について軽く触れると、瑞垣はどこでも良かった、のんびり何もしないで過ごせれば、野球は続けるか続けないかなんて、考えていなかったなどと言いました。あくまで惚け続ける瑞垣に対し、海音寺は本題とでもいうように、門脇と会っているか、と問うと、瑞垣は会っていないと言います。海音寺が門脇の推薦を蹴ったことに動揺していると伝えると、すかさず瑞垣は海音寺の責任追及に勤しみます。お前が秀吾と原田を勝負させようとなんてしなければ、門脇は今ごろ名門高校で活躍していた。甲子園でもあいつなら一流だ。だが現実はどうだ?しょぼい高校のしょぼい野球部で、こんなことになったのは自分のせいだって思わないのか?

瑞垣は足を組み、凄む振りをしながら海音寺を脅しますが、視線はやはり固く手元にありました。海音寺は瑞垣に、俺は責任を感じるべきなのか、門脇は原田に会わない方が良かったとは思わないなどと、瑞垣へ視線をやりながら訴えます。

その後なんだかんだと話は弾み、来た時と同じ調子で朗らかにじゃあなと瑞垣へ告げた海音寺を見送り、瑞垣は頭の中では海音寺が促した、門脇に会うことについて考えていました。


門脇の家の前に着くと、小さい頃格好の遊び場だった裏庭の桜の木がバッサリと切られているのに気づきます。

桜の木は小川に面しており、春の小川は薄紅色に染まります。

小さな瑞垣くんは、蜆の中の黒や青色に面白さを見出しますが、小さな門脇くんは分からないと戸惑います。

そして、瑞垣くんに、心からの賞賛を送るのです。いつしか真っ直ぐな裏のない門脇くんの言葉は、快感から苦痛に変わります。

あの夕暮れ時、まだ野球を朧げにしか分かっていなかったあの日、門脇の、一本の小枝で、風を、光を切り裂くようなスイングを目の当たりにした瑞垣は、とてつもない大きい何かを背負い込んでしまったのでした。

なんども夢に出てくるそれは、試合を終えてからは、原田の内角ギリギリストライクゾーンに投げ込まれる球に追い詰められ、真っ暗な中、永倉の「二度目はないですよ」という声が木霊する夢に変わっていました。

あの試合以来初めて門脇家へ訪れた瑞垣を迎えたのは、ずいぶんとくたびれた様子の門脇の母です。瑞垣を目にして、息子を見捨てなかったことへの礼を述べたのち、ぎゅっと抱きついた彼女を優しく抱きとめていると、門脇が顔を覗かしました。

えらく濃厚な気配が漂う瑞垣と母の抱擁に戸惑う門脇へ、瑞垣はフザケンナと文句を言います。

からりと笑い家の中へ顔を引っ込めた母と入れ替わりに、門脇は瑞垣へサポートの依頼をします。

瑞垣は硬球の「綺麗」を巡って門脇との会話を楽しみながら、門脇の球に猛々しい美しさを認めます。

確かに原田はすごい、けど、違うかもな。と思わせぶりに言った瑞垣へ、門脇が問うと、永倉の凄さについて瑞垣は説きます。しかし、門脇にはそのように感じたことはなく、いいキャッチャーだと思うけど、という言葉を聞き、やはり秀吾には分からないのだと、瑞垣は認識を新たにしました。

瑞垣は門脇へ赤裸々に、門脇の敗北を願っていた自分がいたことを告白しました。

しかし、見事門脇を打ち取った原田へ感謝する気持ちは湧き上がってこなかったとも言います。

なぜだと聞く門脇へ、なぜだろうな、と質問を返す瑞垣。

門脇は、瑞垣に分からないことが俺に分かるはずがないと言いました。

いつだってそうだった。お前は何でも出来た。おれはお前の言うことを守っていれば間違ったことなんて一回もなかった。おれが悩んでいる時も、おまえがアドバイスをくれたから、何も困ることはなかったと言葉を続けます。

それならお中元でもお歳暮でも送って欲しかったと軽口を言う瑞垣へ、この間やっと気づいたと門脇は答えました。

だからこそ、今度のことは瑞垣を頼らず、自分の力でなんとかしたかった。

親父やお袋にはめっちゃ迷惑かけたけど、いまの状態に満足している。

そう言って笑う門脇は輝いているように思いました。

微調整を終えた門脇と瑞垣のもとに、阿藤監督が訪れました。

門脇が畏ると、阿藤監督は焦りもしたし腹も立ったが、ホッとしたところもあると言いました。

良い選手は県外に出て行く。これは選手にとってはいいことかもしれないが、寂しいと思う気持ちもある。地元に残って甲子園を目指して地元で戦う。いいことじゃないかと瑞垣に話を振ると、瑞垣は自分の領分じゃない、塾があるから帰ると言いました。そんな瑞垣を引き止めて、阿藤監督は、あの時の試合後、戸村監督に言われた言葉を反芻したのち、オトシマエをつけろと鼻息荒く瑞垣へとスケジュールを押し付けました。

おまえに萩と城野を預ける。ふらっと来ても良い。

そう言い捨てて去って行く強引な監督に、瑞垣は憤って紙を捨てますが、門脇はそれを拾って瑞垣のデニムポケットへとねじ込みます。

文句を言う瑞垣に、門脇は、俺たちだってこの間まで中坊だった。萩や城野がちんたら野球をやっていないことは知っているだろう。

忘れたと嘯く瑞垣へ、思い出せ!と瑞垣の背中をバシンと叩きました。

ドクンと心臓が激しく鼓動し、叩かれた場所が熱くなる。

瑞垣は携帯電話を取り出して海音寺へと電話をかけます。

会いたいのは永倉。

手短な電話を終えたのち、翌日新田東へ行くことに決めました。

行きたいか?と門脇に問いつつも、瑞垣は門脇の返事を分かっていました。

門脇が会うのは早すぎる。あと2年、たった2年の辛抱です。

瑞垣がやってくるというその日、練習を終えた原田、永倉、吉貞、東谷は桜の木の下で休んでいました。

よりキャッチャーらしくなったと永倉を讃える東谷へ、永倉は東谷の守備範囲が広くなったと返しました。

海音寺に似てきたのかと喜ぶのもつかの間、吉貞はすかさず突っ込んで、東谷は吉貞に言われたらおしまいだなどと話します。

やりとりを楽しんでいる中、野々村は瑞垣がこちらに向かってくるのを確認しました。

永倉の訝しげな視線に、下心は無い。永倉の感触が知りたかったと答える瑞垣。

そのためだけに新田に来たのかと驚く永倉に、理由は分からないと返す瑞垣。

ただ、原田の球を受けることだけは知らなかったのだと思ったのです。

6球目にやっと原田の球を捕らえた瑞垣は、この球を敵に回して勝つことは面白いだろうと考えました。

瑞垣は二度目はあるかもしれないんだという確信を深めました。

明日は萩の球を受けてみようと思いながら、永倉に、笑っているか?おまえは笑った方が可愛いで、と声をかけます。

こんな空はティエンランというんやという瑞垣の言葉を受け、少年たちは空を仰いでエンディングを迎えました。


これがラストイニング朗読会での私の記憶で記録です。

原作とはまた違った台詞や脚本、美しいバイオリンの音ともに、紡ぎ出される物語。そして舞台を一層華やかにして、臨場感を増すための効果音や光、背景などの演出のきめ細やかさ。

何よりも、演じている声優さんたちの表情や身振り手振り、立ち位置の変化などを生で見ることができたのがとても嬉しかったです。

全体を通してみると、前半は原田と瑞垣は台本ばかりに視線が集中していましたが、後半になって、原田や瑞垣が台詞とともに他の登場人物たちへ顔を向けていたのが心に残りました。

反対に、海音寺や門脇、永倉は、話しかけている、瑞垣や原田といった相手に対して、必死な気持ちがこもった声で語りかけている様子が目に焼き付いています。


改めて、このイベントに参加できたことに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。




ここからおのゆーさんなど声優さんたちの話します。

おのゆーさん効果か、門脇くんのことめちゃくちゃ好きになりました…かっこいいです…♡最初に新田メンツが登場した際、一人だけ奥で腰掛けていたのも可愛かったです。

幼少期の笑顔も弾けていて、こんなに近くでおのゆーさんを見ることができて幸せでした。中学生の頃と幼い頃との声のギャップもステキで、火神くんと混同してしまうのでは無いかという心配は杞憂に終わりました。

最後のフリートークはかなり砕けた感じで、展西役の森嶋さんが、リンチをさせていただきました、事件を起こしました、などという自己紹介が面白くって、笑いに包まれている声優陣たちの様子に和みました。

野々村役の石井さんのみシャツインでした。足が長くってすてきな見守り役、パパポジションなどとおっしゃっていたのが印象的です。東谷役の石川さんもシャツイン予定でしたが、鏡を見てショックを受けてシャツは出すことにしたという裏話も面白かったです。

声優の皆さんが方言の苦労を語る中、方言指導の方がすべての台詞を芝居付きで録音し、それを聴いて声優さんたちが勉強したというエピソードも知ることができてよかったです。

おのゆーさんが、ゲームとかやると思った?とバッティングのふりをしているのが可愛くて、最後の退場の折にも笑顔でバッティングポーズをとっていらしたのが本当にきゅんときました。

おのゆーさんも門脇くんもどっちも可愛いイベントでした!!!






シュノーケルはいらない感想

わーいお久しぶりの更新です。

今日は藤咲ゆうさんのシュノーケルはいらない1〜4まで読み切ったので、つらつらと感想を書きます。

ゲームクリアがなかなかできなくて、うたわれ未だに終わってないんです…最後倒せない…ゲーム下手すぎ…

スマホゲーは友人からダイマうけてはインストして一時熱中するも容量圧迫を受け削除を繰り返しております、キャパオーバー…?

継続って大事なんですけれど…続かない…仕事でも…情熱…ウウ…

本を読んだりアニメ見たり映画見たりは目さえ元気なら続けられるので、栄養補給のために見てます。

書いたり考えたりは最近放棄気味…でもシュノーケルはこのツイッターを通して教えていただき、主人公の女の子が好きになったという経緯があるので、折角ですし感想を書こうと思いました。

まほろちゃん目当てで読み始めたので、最初は圭くんに対して何も思っていませんでした。

身体コンプレックスは私も覚えがあって感情移入しやすかった。クラスハブ経験とか屋上サボり経験とかは無いんですけど、まぁ美百合タイプの人にはピエロ演じてたり媚び売ってたりしたかな〜〜なんて思ったり。

自分が教育実習行ったのもあって、ああいうクラスの空気ってあるよな〜〜と、生徒だけでなく、実習生の立場になっても感じました。

違う漫画(というか映画見ただけですが)聲の形のクラス担任はヤバかったけど、シュノーケルでは教師はどんな関わり方だったんだろうなってちょっと気になったり。

漫画読むときに自分の体験が増えると視点も変わるな〜なんて毎月更新を待ちわびながら考えたりもしました。

怒りってタイトルの映画も観たんですけど、(森山未來広瀬すずの演技に圧倒されました)そこで、綾野剛のセリフに、大切なものは減っていく、みたいなものがあったんですよね。

なんか実感湧くかもって思いました。増えないですね〜〜。増えたと錯覚するけど、昔よりは減ったかなって。

圭くんの心境の変化はそこにあるのかもなーと思いました。

取捨選択ってほどあっさりしたものじゃ無いけれど、精選って感じで…。

自分も何を取るか考える日々です。

まほろちゃんと圭くんが笑ってくれて良かったです!

改めて、すてきな作品をありがとうございました😊


ほんと、ツイッターでつぶやくのが苦手になっちゃって(ラインの方が好きです)リプの躊躇いも非常に迷うようになってしまったんですが、自分がフォローした人が元気だと嬉しいです。

私も元気出していきまーす(^^)

来月こそうたわれ書きたいな〜あと遊戯王

ポケモン熱いので、また今度書くかもしれません。



近況&YGOゼアルセカンド感想11話〜15話

お久しぶりの更新はYGOゼアルの感想です!

(恐ろしいことに、未だにうたわれるもの無印をクリアできていないので、今月中にはクリアして偽りに移行したいです…!)

色々私情が落ち着いてきたので、8月の超高速更新を目指して、またバンバン感想書きたいと思いますー!!💪

その前に、ちょっと私情についてごちゃっと書きます。実習をしてきたのですが、想像以上に大変で、改めて社会人の人って凄いなぁと思いました…

さらに、言葉を使う大変さ、みたいなのも身に染みて感じ、自分が使う一語一句が相手に与える影響、みたいなものに以前より一層敏感になってしまいました。

だからこそ、もっと慎重に、慎重に…と思うと黙ってしまい…話すのは楽しいんですけれど、相手との距離とかって考えなくちゃあいけないですよねぇ…そんなことを思う日々でした。

改めて、私と話してくれる人がいることに感謝です(^.^)

オタク生活の近況について。

最近はポケモンさんにハマっています。

ズートピアをきっかけに動物に惹かれ、猫の恩返しのバロンとハルに目覚め、どんどん人外と人間、もしくは人外と人外の世界に心囚われていきました…うたわれるものも人外っちゃ人外ですし…好き…💓そういう意味でポケモン映画の中で一番熱かったのは烈空の訪問者デオキシスです。(体調崩している間はずっとポケモン映画を流し見していました。)

レックウザデオキシスが好き…💌XYのアニメも見てからは、ルチャブルオンバットも熱いです…❤️

 

前置きはこの辺で、早速YGOゼアルセカンドいきます!

 

11話 蘇れ!!遊馬VSシャーク復活の決闘
デュエル

遊馬のお姉さん超良い人だから、嫁の貰い手心配する必要なし!!!!ブラコン女子がたくさん拝めて私は嬉しいです。
トンマのお見舞いの予定をきちんと立てておくカイト様素晴らしいね…
シャークが苛々するのが良いです…いつも通りのハイテンション遊馬でも文句は言っただろうけど、元気ない遊馬の方がよっぽどストレス溜まりますよね。
腑抜けた魂を叩き直してやる!というシャークの言葉は社長を想起させます…
共に戦いたいと熱望する遊馬の叫びに応えて堂々アストラル登場…!毎度2人の掛け合いに鳥肌がたちますわ。
やればできるじゃねえかと嬉しそうに天を仰ぐシャークさん男前。
観察結果22で、シャークのツンデレを分析するアストラルさんに笑いました。

12話 疾風迅雷のカウンターバトル!決意の闘士アリト

ギラグってオカンポジションだなぁと再認識しました。テレビを見ながら煎餅食べてる母ちゃん。息子(アリト)を心配して悪役も進んでする肝っ玉母ちゃん。
でもアリトはその心配を跳ね除け、姑息な手を嫌い、遊馬への一斉攻撃を全面的に被って敵を一掃!遊馬のピンチに駆けつけた仲間たち(シャークは遊馬センサーでも働いているのかな?)も呆気にとられるアリトの強さに私は惚れました。
フライパンで威嚇していた小鳥もびっくりの衝撃的な事実、アリトはバリアン!?
アリトと遊馬は2人が以前戦ったデュエルを反芻しながら最高潮の興奮へ。
次はこの手、その次はこれ、ってまるで将棋の棋譜の検討みたい。
2人の熱いバトルの行く末を案じたアストラルに不穏な予感が…私も続きを見るのがやめられません。

13話 唸れ!カオス・ナンバーズ 遊馬に向けたファイナルブロー

私は君の燃える想いを消すことはできないだろう。ならば、私も行くしかないな。
ヒェ〜アストラルと遊馬さんの言葉の掛け合いってなんでこう、ギリギリをいくというか体がくすぐられるような言葉選びなんだろう…この2人の間にある絆は言葉で表しきれない…😢
アリトさん、額から血を流しながらもニカッと大きく笑うその漢っぷりに震えます。
最初はあんなに純情で小鳥の一挙一動にコロコロしていたのに…いまは、あの燃える炎が爛々と輝く瞳に見据えられたらと思うと…溶けます。
ゼアルに興奮するアリトがかっけーし可愛いぜ。
アストラルさんと遊馬さんにはもはや言葉などいらない。この2人という1人を見よ!!!!って感じ。
ヒェ〜文字通り全てをさらけあいだすアリトversusゼアルすごいいいいい
アリトさんの真の姿、仮面ライダーの登場人物みたいだ…筋肉すごいいいいいい
おれたちのデュエル、最後まで熱く楽しもうぜ!アリトさんが証明する、種族を超えるデュエルの凄さ。
このデュエル終わってほしくない〜〜😢
あっあっアリトーーー!?
彼が最後に呟いたシンゲツというのは一体…次回に続く。(そして私は続きを見る)

14話 ギラグ猛襲!炸裂、秘孔死爆無惚

アストラルーーーー!!!!!!!?!!
この一言に尽きる。
いやぁ、この回、シンゲツくんを見るのがキツくなる😢
ギラグ母さんも遊馬も頑張っているけれど、シンゲツくんの冷たい眼光の意味とは…?
はやる気持ちを抑えて、続きを見よう。

15話 V
ブイの鼓動 超新生ホープレイVブイ‼︎

おっおっ面白ーーーーーいい!!!遊戯王ってマジおもしれえ!って感覚を再認識した回。真月イカすぜ!この展開は予想外だった。こんな回収アリなのか!?おお!?バリアンにも善とか悪とかあるんだなあ!って、私も初めて知ったよ、ほんと、遊戯王って作品は面白い。私は〜の口調版シンゲツ、超イケメンだし、遊馬を部下だと言い放つ声が自信に溢れていて偵察者って凄いと感じました。人格操作力はんぱないぜ。
ギラグ母さんが酷い目に遭わなければいいんだけど…😢
今後の展開もとっても楽しみです!!!  

あとですね、今回のアニメ話数には関係ないんですけど、Ⅳリオが熱いです!!!

あのカプはもう苦しくて苦しくて…❤️

Ⅳの贖罪、頬の傷、リオの想い、チラと考えただけでぐっと来ます…!!!

これからの話でトロン兄弟の再登場を切に願うばかりです!(^.^)

次の更新はうたわれ無印のアニメ&ゲーム感想書けたらいいなと思います…!あと3まででたシュノーケルはいらないとか、ラストゲームとか!!

うたわれるものゲーム感想1

約束破ってごめんなさい。ゲーム始めました。アニメ感想と並行して書いていきます!

早速ですが、物語の冒頭。エルルゥ相変わらずの献身ぶりに涙が出ます。ハクオロさんのセリフがカタカナ混じりなのが面白いです。最初に言いたいのは、勝手に家を抜け出すなんていけませんハクオロさん!!エルルゥが心配して怒っちゃうのも無理ありません。私なら、あっそうですかと放っておくところですが、さすがエルルゥ、戻ろうと呼びかけるとはなんて寛大で慈悲深いお方なのでしょうか。トゥスクルおばあちゃんがヒッヒッヒッって笑うのが面白かった〜!ハクオロさんの私は…連呼すごい(^^)エルルゥと言ったか…も2度言ったな…身体を拭いているの、アルルゥなのか…というか酷いわ!!!ハクオロさん!!貴方が最初に尻尾を触るのはエルルゥでしょ?!あーアニメの方が良いー!!!でもあ〜んしてあげるエルルゥ可愛いーー!!!自分で食べられるとか言い出すハクオロはもったいないお化けに喰われて下さい。結構おいしいじゃなくて、なかなか美味いじゃなくて、めちゃくちゃ美味いだろうがぁ!!!!!!なに躊躇いながらあ〜んって言ってるんじゃああああああ〜〜んめちゃくちゃ羨ましいから!!!!!嫌がるとは貴方は価値を分かっていないし、いきなり掴まなくても不味いわ!!!この手触りと質感は…むっ!?動く…じゃないわ!!!ガンダムじゃ無いんだぞ!?尾てい骨を確認するほどしっかり触ったんですね!?ハクオロの学者気質をここで発揮しないでいただきたいです。エルルゥの反応可愛すぎて悶絶しました、ありがとうございます。火傷は当然の報いです。少しいいかじゃ伝わらないわー!!!断ったってダメですって言っても、ハクオロ限定で許可出しちゃうのがエルルゥなんだよなぁ…可愛い…ハクオロさんが仮面を外そうとするときの手や指先がとても綺麗でビビりました。エルルゥの細く白く美しい手には及びませんが。トゥスクルさんの、助からんと思ったが結構しぶといのというコメントが面白い(^^)一度抜け出した時、裸同然の格好だったんだね…すぐにエルルゥに見つけ出してもらえて良かったね、ハクオロさん…不審者&変質者で捕まるところだったよ。おば…と言いかけてトゥスクルさんと修正されるのもふふって感じです。おおー!エルルゥに掴まって行く場所を選択できるのか!いいね!!わたしも、こう見えても、意外と、の後が気になりました。宿六とは?ちんとこまえ笑 ソポク姉さん最高。何か勝手に仲間にされているような…って有難いじゃないか!?薄々察し始めたけどゲームのハクオロさんのテンション、アニメと全然違うーー!!!!テオロさんって宿六とも言うのかな?

 わたしもエルルゥのゴハン食べたいな〜〜ゴハンですからって用意してもらえる有り難さって一人暮らし始めてから身にしみる…質素とか言ってるんじゃないぞオラァン!?エルルゥのダメです、がかなり印象的だな〜。アルルゥの目が光るのには笑いました。なんか、物陰からジッとこっちを見てるよ…って言い方が、わたしの中のハクオロさんキャラ崩壊笑笑

寝惚け眼の今ならあの娘に近付けるかもしれない←こわい

近づいてどうするつもりだハクオロ!?

寝顔観察か!?無意識こわい…この男…すぐに触りたがるな…失敗したなって…ちゃんと髪の毛撫でられたじゃん…?これ以上なにを望むっていうの…?ゲームハクオロこわ…

と思いきや畑仕事でカークキキー!?という謎の悲鳴をあげる…この男…謎だ…破滅の音とは?笑 テオロさんがターの男の象徴引っこ抜く〜のくだりは、こんな可愛い顔して男の子なんだぁと改めてしみじみ…

森に薬を取りに行く場面で、エルルゥの、ムティカパ様にがぶーっと食べられちゃうっていう言い方ががかわいいです〜プッて笑うハクオロに慌てるエルルゥかわいいなぁ〜噂では…の続き、悔しいけど私も気になります。この男…アルルゥの笑顔に過剰反応している…エルルゥの笑顔は頻度が高いから感覚が鈍り貴重さが感じられないんだな…哀れな男よ…

薬草摘みで役に立てないハクオロ(^^)ロム専しようね。

アルルゥを叱るエルルゥ可愛い〜!こんなお姉ちゃんが欲しい〜♡♡♡アルルゥに呼びかけるハクオロの、怖くない、怖くない…という言い方がこわいぞ(^^)降りられなくなっちゃったアルルゥ…可愛いんだけど、エルルゥは大変だなぁって思っちゃう…男の人は警戒心がある人を懐柔するのが好きなのか???

急接近という言葉のセレクトが変態臭いハクオロ(^^)私の胸に飛び込んでおいで〜♡←やはり変態。

なぜに逃げるだと?逆に聞こう。なぜ逃げないという選択肢がある?

この婆さん発言。私、これからちゃんとゲームハクオロさんと仲良くできるか不安になってきた…ゲームハクオロがトゥスクルさんに対して無礼でした。

おおーん科学の話を共有できないの悲しいぞ〜エルルゥの苦笑いが悲しい(´・_・`)

唐変木なのほんとイヤになりますよね、ソポク姉さん!

キママゥによるモロロ畑襲撃事件は面白い。

アルルゥの「ばれ〜」って応援、衝撃的なくらい可愛かったので悔しいです笑

キママゥ退治できて良かった!!エルルゥの回復技が無かったらハクオロは即死していた…ちなみにキママゥ退治に1時間かかりました。何回やり直しているんだ。エルルゥがすぐにキママゥに狙われて大変だった。テオロさん、あなたの死は無駄ではなかったのだ…ゲーム下手が響いてサクサク進めないのは辛いね(´・_・`)

戦闘勝利後のご褒美タイム!無意識に頭を撫でるとは…ハクオロ、危険な男だ…

テオロさん、頭を撫でてるだけでチチくり合うとは?!私の感覚と異なる…もっと熱い抱擁を期待していた私は肩透かしを食らったような気分でした(?)

あのアルルゥが自分に…?なにをしたんだ!?答えてくれハクオロ!!ん、じゃ分からん。

ヌワンギのイェーイ俺様何様王子様のノリ、嫌いじゃないぜ!むしろ好き!笑

ハクオロを調子に乗らせないための抑止剤となるには器がちと足りなそうだけれど、ハクオロはエルルゥが自分のものである感覚を少しは脅かされるべきである。ヌワンギ頑張れ!ウォプタルに噛み付かれたヌワンギの顔かわいいな…ひぎって…ふぎぃーって…ヌワンギ、可愛い奴だぜ。なにぃぃぃぃ!って反応、好ましい。単刀直入にやったのか聞くのはデリカシーに欠けますので減点です。エルルゥに変なこと言わないで。改めて書くと、ヌワンギは女を見る目は確かなんです。これ以上ないってくらい冴えています。そんな男が落ちぶれていくのめちゃ悲しいです。エルルゥを見出したという点だけが優れているって悲しいよ…贅沢な暮らしがしたくないやつなんてこの世にいないのは私も同感。ただね、ヌワンギ、エルルゥにとっての贅沢な暮らしはアルルゥトゥスクルおばあちゃん、そしてハクオロさんがいなくちゃあ成り立たんのだよ…いい男になるのだな、ヌワンギ…三段論法を用いるとは、なかなかやる…

叫び声はにゃもの血を引いていた…ウマくん…草を食べてやるな…ヌワンギってにゃも一族の中で一番イケメンじゃ無い??どこからあの遺伝子が来たんだろう?やっぱり母親??

実はですね、私いまこの感想を書いている時点でタコトリの関まで進めたんですが、うっかりしたことにセーブし忘れて、キママゥ退治まで戻ってしまったんです(T . T)だから倉を開けろ!の都落としのことは知っています。それを踏まえて話すと、ヌワンギの母親が生きていてくれればなぁ…!と思わずにいられませんでした。インカラの、ヌワンギの母親に対する口ぶりはとても酷いものだったので、きっとベナウィのような賢い方だったのではないかと思います。美しく賢いのに、インカラに媚び自分の意見を曲げることは無かった、だからこそ不遇な扱いを受けたのではないかと推測します。

前から思っていたんだ…ときたら次は君のことが好きなんだ。だろう!?お転婆なんだなって…クッ…うたわれは私の邪な期待を悉く裏切る…私も辺境の女だから絶対諦めない(´・_・`)

アルルゥ、太陽のように眩しい満面の笑み!からの、非情な猟人への移り変わりが早い。

妹のために命をかけたお姉さんの話を聞いて、エルルゥという名前が好きになったというエルルゥを私は好きになりました。ハクオロがなんとなく二人の姉妹を察しているのは恐ろし&凄いなぁと思いました。

アルルゥに甘えられて恥ずかしいというハクオロ、あなたのこれまでの行動を振り返ってみてください。

ふっ…エルルゥに泣かれたら反則とは…ハクオロ、分かっていますね。

オボロとトゥスクルさんの息子、ハクオロの関係って何なんだろうな。

ついにユズハさまの登場です。可愛く美しく可憐な娘との出会いおめでとうございます。

この娘…!お互いの小指に互いの髪を結ぶとはなんというおまじない…ゲームのユズハは押しが強くてヒェッとなります。エルルゥの敵!うーん、ユズハはユズハでとってもすてきだと思っています…けれど…それでエルルゥが蔑ろにされるのは辛いのです……おお…エルルゥよ…ただの嫉妬キャラになるのはやめて…

小指の髪の毛意味深すぎでしょ…

 駄目じゃのコリャって…焚きつけたのあなたでしょうトゥスクルおばあちゃん!?

小指に結んだ髪の毛、どれだけ頑丈なんだ…それが目に入るたびエルルゥが苦しんでいたのかと思うと私は…私は…

ハクオロに出すお茶はありません。

 

トゥスクルさんの声真似するハクオロ、もはや小山力也さんにしか見えない(?)そのうちムントの声真似もやり出すんじゃないのか…

エルルゥ、ヌワンギの首を絞めたの?!?!?!?!?!?!?!?!?!?

えっえっえっ?!?ちょっとこれまでで一番ショッキングでした。

病弱なあの子とは?←たぶんヌワンギの母親のことね。

ヴァ・ヴァ・ア???という声。トゥスクルさん、可愛らしいです。

元服の前ににゃも英才教育を受けたらああなるのも致し方ないさね…辛い、ヌワンギ… 

アルルゥがヌワンギを肥溜めに誘導して糞虫って言うの背筋が凍る…策士アルルゥ、さすがです。

ムティカパ、下山さんが演じていると思うと感慨深い。

アルルゥムックルを育てる流れ、アニメだとハクオロの誘導だったけれど、ゲームだとソポクさんとトゥスクルさんの鶴の一声なのね。

ムックル、エルルゥの身体でなんてところ舐めているの?!音が…

チュー、ピチャ、チュルル

(そのまま抜粋)

子ども扱いされてプンスコするエルルゥ可愛いな〜

ハクオロがオボロに率直な意見をぶつけたあと、争う二人の戦闘にはワクワクしました。○ね、と微かな声で呟いたのち殺気前回のオボロ、最高です。血を吹いて目潰しとは、ハクオロ、つよいです…

イタタタってずいぶんと情けない…さっきの緊迫した空気はどこに…?この気持ちいい切り替え方が癖になります。

 

オボロ救出ののち、

アルルゥに代わって兵士の攻撃を受けたトゥスクルばあちゃんに動揺するヌワンギ。

哀れだよ、あれは教育の被害者だよ。

昔の俺じゃないと何度も言うのは、きっとササンテに散々幼少期のことを馬鹿にされたのでしょう。昔の自分は愚かであったと思い込まされたのかもしれない。

ハクオロ、トゥスクルの願いを守って。

トゥスクルの夫様…姉さま…トゥスクル様の波乱万丈の人生を知りたかった。

オボロよ…私もハクオロに殺意を抱きながらも惹かれているよ…

 

うたわれるもの アニメ感想 6〜10話

第6話 集う力

 

どんどん仲間が集結していく中で指導者としての頭角を現していくハクオロさん。エルルゥが憂いているの、気づいてあげてほしい。

チキナロさんの登場回でドリグラが髪飾りを嬉しげに触っているの、アニメの方針である男女の性別を曖昧化するのを表しているんだろうと思います〜ちょうどチキナロが、なぜ可愛いお嬢さん方がいらっしゃるのです?みたいに問いかけるシーンと被っていますしね。

ここでヘラペッタに過剰反応するエルルゥとオボロ、面白かった。エルルゥの頬染めはいつ何度見ても可愛い!

チキナロ去り際に、私が刺客でしたらお命頂戴しておりましたの悪人顏、とってもかっこいい。ラスボスなのかと疑ってしまいました。
ヘラペッタを渡すシーンで、初見は何とも思わなかったけど、二度目の今は、その精力剤を使ってエルルゥを寝かせないであげてと思ってしまいました…マカビンビン…マカビンビンを呑んだハクオロさんは凄いらしいので(柚木さん談)2人の愛を育んでください、はい…チキナロさんにハクエル同人誌100万冊注文したいと思うこの頃です。(本当は紫琥珀を渡したかったっていう察しの良さについても言いたかったのに私の欲望にまみれた感想になってしまった)

後半、いざ陥落させんとベナウィたちが待ち受ける関所へ突撃するハクオロさんたち。風を切る音がよりいっそう臨場感を増して迫力があります。ウォプタルに乗り、月を背景に鉄扇を掲げるハクオロさんはかっこいい。壁を飛び越えて襲撃するオボロたちも軽やかな動きに目が離せなくなります。
対ベナウィ戦はあっさりとウォプタルから引きづりおろされ、ハクオロさん大ピンチ。
攻撃の槍を向けられるもそれはどうかな、と余裕の表情に、ベナウィへの信頼感(?)すでに片鱗がうかがえる?と感じました。ベナウィも、ハクオロがこの國を統治すると薄々予感してたのかもしれないです。見事ベナウィたちを撃退し、関所を抑えたにも関わらず、エルルゥは冴えない表情。アルルゥも不満げ。ハクオロさんがエルルゥやアルルゥを見ていないから…。ハクオロさん、2人を見てあげて!という気持ちでいっぱいになります。

ベナウィがインカラに進言して牢屋にぶち込まれるくだりは、なぜにゃもさんはこんなに我儘ばかり言っているのに周りは離れていかないのだ?という疑問を抱かずにはいられません。せめてもう少しリアリティを持たすためにも表面上は誤魔化すとかすればいいのに。ケナシコウルペの謎です。

 

7話 皇都侵攻

 

お願いがあるとハクオロに言うエルルゥはユズハに会ってあげてほしいって伝えたんだね。エルルゥこそハクオロと語りたいだろうに、病床に伏せハクオロを想うユズハの気持ちを汲んであげて…エルルゥ…まさにヤマユラの女神様。
ハクオロがヌワンギの処罰の方針をエルルゥに決めさせるの、重い決断を委ねるのは信頼の裏返しなのかな…正直重すぎると思いました。…でもエルルゥ以外に、ヌワンギを放してあげてって言える人もいないんだよなぁ。
エルルゥのさようなら、という言葉に急き立てられるかのように、後ろを消して振り返ることなく霧の中に消えていくヌワンギ。この虚ろな顔に彼の栄枯盛衰の結末が現れているようで切ないです…。
そして、ついに城へ攻め入るハクオロ軍。侍大将が居なくてもなんとか出来ちゃうケナシコウルペの兵士たち全体的に優秀すぎると感じます。所々兵士たちがデジタル?ぽいのが戦国ゲームのよう。
ウォプタルの尻尾攻撃を身につけたハクオロ、インカラ捜索のためにオボロとともに城の中へと急ぎます。クロウに牢から出してもらったベナウィの着替えシーンかっこいいです!城内に突撃したハクオロたちを待ち受けていたベナウィに易々と攻撃を避けられ、ふっ、精進したようですね、と微笑まれるオボロに新たな可能性見出しちゃう私の妄想脳ストップー!!!(ネットのどこかで、オボロとベナウィは従兄弟関係で、幼いころベナウィはオボロに会っていたが、オボロはそれを覚えていない、という話を見かけたのですがこれは二次創作?原作設定??ウルトリィとカルラの幼少期の話は観たんですが…まぁこの話は後々!)
次々と襲いかかるハクオロ軍に対し素手で闘うクロウに惚れるしかない!対ベナウィ戦、早々に息が上がるハクオロに勝機があるのか?!
反乱軍の進行によってベナウィがインカラに引導を渡すと判断。介錯をつとめたのち、首に当てた刃を防いだのはハクオロ。見届ける義務があるっていうのは、ベナウィがクロウに牢から出してもらったのちに口にした単語と同じだね。討ち死にしたかったというクロウに、そんなこと言わないでくださいと言いながら手当てをするエルルゥは天使。負けちまいましたよと言うクロウにそのようですね、と返すベナウィの柔らかな表情の先にあるのは、ムックルに周りをぐるぐる取り囲まれながらも笑顔を浮かべるハクオロ皇。平和になって良かった〜
オンミタイカヤンでのオルガンのBGM、神聖さとか教会的な雰囲気が高まっていいですね〜この時、良いこと聞いちゃったっていうカミュは完全悪役だと思っていたのを思い出しました笑

 

第8話 調停者

 

テオロさんたちとの別れは辛い…この後の展開を知っているから余計に悲しい…ヤマユラの人たちは背中を向けたまま遠ざかっていくんですよね…もう会えないなんて誰も予想していなかったんです…ソポク姉さんの、エルルゥ、頑張りすぎないで、辛い時は素直に甘えることって言葉をね、エルルゥには実行してほしいんです。もっともっとハクオロさんに甘えて!!でもそれをしなくとも頑張れちゃうのがエルルゥの凄いところでいじらしいところで愛おしいところなんです。ハクオロさん、もっと彼女を甘やかして。

嘆願書を読み上げるエルルゥは可愛らしいなぁ…むさ苦しい男ばかりの空間における清涼剤です。エルルゥ様ってベナウィが言うのがすてき。ウルトリィの疑問に、いえ、私は独り身です。この娘は妹のようなもので。…て答えるハクオロさんに物申す!!妹に女官さんや皇后様みたいなことやらせてるってことなんだよ!!!!エルルゥに案内させましょうって…!!エルルゥびっくりしてるじゃん!!無意識に契約での主従を持ち込んでるのかな…もう〜ハクオロさんの馬鹿野郎!エルルゥの代わりに怒っておきます笑
ハチミツで仲良くなるカミュアルルゥ可愛いな〜
眉を盛大にひそめて廊下をドシドシ歩くベナウィがオボロに会った途端顰め面が緩む変化の速さにびっくりです。
芋虫ムントからの、ムントは心配性だなぁ(まさかの呼び捨て)からの、ユズハ殿も乗っておられるようだというベナウィの言葉に血相を変えてユーズーハー!っと叫ぶオボロが可愛いです。
エルルゥの部屋に訪れるウルトリィさん。悲しい時にはおもいっきり悲しみの中に自分をおいたほうが良いんです、とエルルゥに感情を吐き出すよう促す。

ここまでエルルゥが追い詰められちゃったのは、トゥスクルお婆ちゃんを失ったことだけじゃなくて、いま彼女を叱咤激励する人の存在が欠けていたからじゃないかな…ウルトリィさん…エルルゥへ慈愛を込めた抱擁をありがとうございます。

 

第9話 禁忌

 

未プレイですがゲーム展開を知ってしまっている私にとって、ユズハという女性に対する気持ちは非常に複雑なんです。柚木さんがライバルにユズハを挙げていらっしゃるのもごもっともです。

外に出ると、土の香りがするんです。ハクオロ様と同じ…

この言葉に胸を突かれたように言葉を失うエルルゥの心情を思うと辛いです。

アルルゥだからこそ、ユズハを連れ出すことができます。エルルゥがユズハの前で無邪気に振る舞うなんて、見ている私が辛くなってしまいます。

エルルゥはユズハを想う気持ちもあるからこそ、余計に苦しいんです…

ハクオロ罪深し…

 

チキナロに爆薬の材料を指定するハクオロさん、目的のためなら手段を選ばない知将となっております。

家族は喜びも悲しみも分かち合うものなんです。家族はいつも一緒なんです!

このエルルゥの言葉を聞いて、2人に自分のなした事の大きさを示すハクオロさん。

彼一人に心労を負わせない。知らなかったことになんてしない。そんなエルルゥの覚悟が見えるこのシーンはとても好きです。

ニウェさんは古代中国の王様という雰囲気があります。シケリペチム自体、中国の都市みたいな構造に見えますし。

炎のなかに消えていく姿はカッコイイですね…

 

第10話 傭兵

 

一言申し上げます。

船人皆殺しにした人をエルルゥ1人に任せるってどういうこと?

オボロやクロウの厳重警戒態勢にも関わらず易々と牢から出た得体の知れない人をエルルゥ一人に預けるとは一体何事か?!

カルラさん大好きですし、こんな言い方は失礼だと重々承知しているのですが、それにしてもあまりにも無警戒すぎるのでは? 

のちにオボロがエルルゥの説得に対して食ってかかってるけれど、エルルゥ一人にカルラさんの面倒を見させている時点で城内フリーだろうがなんだろうが変わらないのでは?と言いたいです。みんなはエルルゥに寄せる信頼に対して無意識なのではと疑わずにはいられません。

人見知りの激しいアルルゥには珍しく、カルラの鎖に興味を示して花飾りを作ってもらうところ、ほんわかとしていて癒されます。花畑が綺麗。どちらかというと地味な色合いが多いうたわれの中で華やかな画が見られるのは嬉しいです。そしてエルルゥにお酒を頼む時のくねりと動くカルラさんの仕草の妖艶さは尋常じゃない。クロウの、いっちょ俺とやらねえか、からの、あーあ、振られちまったか。は声優さんの下ネタトークを思い出すとどうもソッチを想起させてしまっていけません。クロウにはカムチャタールさんがいるって知っているんですけどね。ベナウィとカルラの戦いは迫力があってステキです。おおー!と勇ましく声をあげてベナウィに攻撃するカルラさん、とてもお美しいです。言葉遣いがまた、彼女の高貴さを感じさせて良いですね。最後に一言。クロウが数センチ持ち上げるのも一苦労な刀をどうやって城内に運んだんだチキナロ問題。

 

前回と同じ5話分なのに、量が倍になってしまいました…半分くらい私の妄想で埋められている気がします…本当は早くゲームを買って(vitaはもう用意してあるのです)さらに書く体力さえあればハクエル小説も書きたいのですが、感想をまとめないと先に進めないと思いまして、まだ未プレイ、未執筆です。ネット上のハクエル小説を求めているうちにちょいちょいゲーム展開を知りつつあるのですが、一応いまアニメしかしらない状態と、ゲームを知ってからでは感想が変わると思い、いまのうちにアニメ感想を書き上げたいんです…この感想をもとにハクエル妄想爆発させたいですし。個人的には13話くらいがハクエルピークだと思っています。 アニメではプラトニックな関係でしょうけど、ちょっとえっちなハクエルみたい人間からすると、原作補完しつつハクエル(笑)するためには時系列がなるべく自然なところで2人にほにゃららしてほしいのです!!誰か書いて!!?のこり16話、もっとサクサク進めたいですが、耐えきれなくて13話の感想でハクエル二次書くかも…