過去あむろ

アムロは現実主義者です。人が全てNTになるには気が遠くなるような時間がかかることを分かっている。シャアやカミーユは急進派です。自分に出来ることが他人にできないはずが無いと、OTの感覚を時代遅れや彼等の怠慢だと見なしてしまう傲慢さも見受けられる。アムロは理想と現実を痛感している。
私はララァは肉体が消滅してしまったからこそアムロとシャアを永遠に繋ぐ女性となったと思います。もし3人が全員生きながらえていたら、ララァはシャアの母になること無く、女という立場に甘んじていたかもしれません。女に興味のなかったシャアは彼女の価値がわからなかったかもしれない。
だからこそアムロはシャアと肩を並べる事など自分に許すことが出来ない…ララァの願いであり、アムロが自身に課したことは、シャアの暴走を受け止めること。純粋すぎるシャアを見守ることしか選べなかった…
アムロも、瑞垣も、私にとって大切なヒーローです。彼らは人の変化を愛しく思う気持ちを抱き、完全に理解し合えない人の複雑さを大事に思っている。大切なのは同一化では無く、違いを認め、受容すること。人類が全員均一な思考回路では人では無くなってしまう。
twitterとはNTの疑似体験だと思います。受動的な姿勢では情報の氾濫に溺れてしまい、受け取りたくなくとも個人の感情や意見に巻き込まれる。そんな渦の中でも肉体ある人の存在を感知できるかどうかが試されます。想いはすれ違い、目的も意思もずれてしまう。人の想いの伝達は苦しみを生み出します。それでも、通じ合ったという一瞬の喜びのために言葉を紡ぐのを止めてはならない。どんなに耐え難い困難が待ち受けていても、失敗を恐れずに立ち向かう心を失ってはいけない。
シャアはアムロララァを神聖視していますか、アムロにとってララァは普通であるという感覚の違いが2人を隔てる価値観の差異だと思います。NTもOTも一緒くたに、ある意味個性として捉えられるか、それともNT能力を特別な力とみなし、優生学的発想をするのか、この違いが2人を決別させる要因となるのだと思います。
サイコフレームの輝きは本当に美しいです…人々の想いに共鳴し、奇跡を起こすν…シャアがアムロに漏らすのは今まで胸中に秘めていた思い…アムロはシャアを分かっていたところは勿論多くあると思います、しかし、ララァを母とみなしていたというシャアの言葉に驚きの声をあげていたことから、まだ分かっていないところがたくさんあったのだな、と感じました。シャアとアムロは戦場での関わりしかなく、シャアとララァだから分かること、シャアとアムロだから分かること、アムロララァだから分かること、と其々の関係において理解し合えていたことが異なると感じています。アムロララァから人の可能性、愛の存在を教わったけれど、シャアには分からなかった、シャアが分かったことはNTこそが人類の光であり未来の姿だということ。失わずに得られることなど無いという言葉もありますが、アムロとシャアがララァの死から得たものがあまりにも違い2人の道を永遠に分かつ原因となったことがとても悲しく、そして切ないです。
コンスコンが12機のリックドムを投入しても全てアムロによって破壊されたシーンがとても好き、彼の無慈悲な攻撃になす術もなく崩れ去っていく様子に興奮する。味方からすれば頼もしいのに空恐ろしい。彼は命が消えていく感覚に鈍くなれる。戦闘力が抜群に優れていて、かつ躊躇がない。
シャアは自分のための犠牲となった人間の死に痛みを感じることができる人だと思いますが、アムロは割り切っていて人の死を悲しむ感情を表明はできてもシャアほど傷付かない人間だと思っています。無慈悲で残酷な精神を保ったまま平然としているのであの人は殺人マシーンになる
アムロは根暗引きこもりチート殺人マシーン…愛するひとがいないひと…本当主人公らしくないというか、一歩間違えたらシロッコや、UCシリーズのフルフロンタルみたいになっていたはず…アムロと彼らの違いはトップに立つカリスマ力の有無とララァとの出会いがあったかどうか。
アムロは正義の味方で人類を100%信じ切っているわけではないと思う
あの人は人間は善にもなりきれないし悪にも染まりきれない中庸な存在であることを肯定した だから何度でも同じ間違いを繰り返すけれどかならずどこかにその失敗から学びより良い方向に持っていく若者の誕生を信じている
アムロララァが言い合いして、出会ったからってどうにもならない出会いなのよってアムロに諭すララァ母性にあふれすぎている…でもアムロの前でしか少女になれないんだよなララァスン…しかしこれは事実だ、認めなければならないって雄を感じる…ねばならない主義の男性。
アムロがいかに兵士として優れた戦績を残しても連邦からは厄介者扱いされて幽閉されて腑抜けになって期待を裏切られたって勝手に幻滅されて子どものように拗ねてララァに会うのが怖いって震えてからサクサク殺人こなし始めて最終的にシャアと心中とかアムロの人生サイコーすぎでしょ
シャアアズナブルってピュアすぎるんだよな〜不正を犯していても高潔なままって生まれ育ちのお蔭なのかな…全然卑しくないんだよね…ゼハートも同じく。この点で言えばアセムも堕ちはしないんだよな、家柄が立派だから。アムロと対照的。カミーユはピュアだわ。
おまえは勘違いをしているんだよおまえが好きなのはララァだろう?ララァの欠片を残した俺を好きだと錯覚しているんだ そうさ、俺はララァから子宮を預かっている 植えつけられている 時折夜中に眼が覚めるんだ
胃でもなく腸でもなく体の内側からおまえの悲痛な叫びが駆け巡り俺は心を打ち砕かずにはいられない おまえはララァを殺したってのに、おまえさえいなければ俺はララァと生きる未来を手にすることができたかもしれないのに
ララァはおまえによって救われた、おまえがいたからおれとララァは宇宙で出会った、それは事実だ、だが真実ではない、おれはおまえを殺すことができた、だがララァの心はそれを拒んだ ララァはおれを欲したが同時におまえを失うことを恐れたからだ
ララァは女だった母ではないそれはおまえの幻想だ だが母は子を守り子を手放すおまえをいつまでも心の奥底に大事に秘めていてももうおまえを抱くことはしない っていうアムロさん

いつでも旅に出かけることができる身軽さをもつアムロは、ララァのこころはシャアのものだと知りながらシャアはそれに気づいていないことが歯がゆくて鬱陶しい
決して認められないシャアと分からせようとするのを諦めて受け入れアムロは母性を発揮する

アムロはねえ!!ママなの!!ララァに代わって生けるママになったの!!亡国の王子さまを叱咤激励するの!!でも抱かれてはくれないの!!!女の子が好きだから!!!
アムロレイはシャイアン幽閉時代に人間の三大欲求、睡眠欲、食欲、性欲、すべてをVIP待遇で連邦政府から受けていたと思うんだけど、いくら最高級のスプリングが利いたベッドで一日中惰眠を貪ることができたとしても、世界中から集めた最高級料理を口にしても、宇宙中の美女を集め高級娼婦と昼夜関係なく体を重ね合っていても満たされないものがあるって気づいてしまったと思っているの。虚しさを感じたはずだわ。ふるさとは、遠くにありて思うもの、って犀星さんは言っているけれど、生まれ故郷が廃墟と化したスペースノイドにとっては他人の心に住まう自分こそが帰る場所であり、自分の守るべきものなんだよね。だから、あなたには、守るべき人も、守るべきものも無いというのに!!というララァの糾弾に上手に反論できなかったアムロは空っぽの人形といっても言い過ぎではない。言葉に窮した、のほうが表現的に良かったかもしれない。基本的にアムロは言語運用能力が一般人だから演説するのが向いていない。態度で示すといえば響きは良いけれど、つまり大衆に対する説得力が著しく欠けるんだな

そんな虚無で覆われた元英雄アムロは15歳から22歳という多感な時期を、黄金の湯船に浸からせられたお蔭ですっかり腑抜けになってしまって、ああ、なんて可哀想。でも同情は彼をもっとみじめにする。ベルが彼を鼓舞してくれたこと、本当に感謝だわ。シャアは精々喧嘩を吹っ掛けるくらいしかできない
カミーユはかつての英雄の情けない姿に絶望したでしょう。最初の衝撃からずっとついてきたクワトロが揺れ、どんな大人も信じられないと、不信感を募らせた彼にとって、アムロこそ見本になるかもしれなかったのに。けれど英雄は、MSに乗りさえすれば、やはりかつての力を発揮する
アムロは指導力が無いの。所詮殺人マシーンに過ぎないの。連邦の都合のよいようにあしらわれることにしたがっているしかないの。きっとセイラさんやミライさん、カイさん、ブライト、ハヤトたちを人質に取られたら、何もできないでしょう。カツレツキッカ、アムロはリーダーにはなれないの。彼には思想はないの。彼にあるのは、自分の大切なものを守りたいというただそれだけしかないの。シャアのように、人類全体を救おうなんて、壮大なことは考えられないの。それはお偉いさんに任せよう。おれたちはただ、自分の愛する者を守るにすぎないのだって言って。